香港旅行の際に注意することとしてたくさんありますが、旅行者が特に気をつけないといけないのはお金に関してです。
香港は中国のように偽札はほとんどありませんが、香港のお札はマカオのお札とよく似ているのでお釣りの中に香港ドルではなくマカオドルを混ぜられる可能性もあります。(実際されたという人はいないですが注意勧告だけ)
香港とマカオのお札はほぼ同じレートということもあり、マカオでも香港ドルが使えます(逆はNG)。しかし今回よく似ているお札は価値が全く違うためもらわないよう気をつける必要があります。
- 香港とマカオの紙幣について
- 香港とマカオの紙幣がどれくらい似ているか
- 紛れ込まないようどのような点に注意すればいいか、対策法
について紹介しています。
香港とマカオの紙幣がよく似ている
香港とマカオのお札に関して
香港では香港ドル(HKD)、マカオではパタカ(MOP)が使用されています。
香港ドルとパタカはほぼ同じレートでマカオでは香港ドルが使用できます。香港ではパタカは使用できません。
紙幣の発行している銀行は複数ある
香港マカオでは日本のように日本銀行のみが紙幣を発行しているわけではありません。
香港は「HSBC」「スタンダード・チャータード銀行」「中国銀行」、マカオは「大西洋銀行」と「中国銀行」の数行が紙幣を発行しています。
その中でも今回よく似ているのは中国銀行の紙幣です。
紙幣の比較・違い
よく似ているのは、この二種類です。上が香港ドル、下がマカオパタカ。
普段お札は色で判断してしまっているので在住者も間違える可能性があると思います。
参考: https://twitter.com/japanavi/status/1213773208085614593
価値が全く異なりますが、私でも色だけでみると気づかない自信があります…。
- 100香港ドル(約1400円)と10パタカ(約140円)
- 500香港ドル(約7000円)と50パタカ(約700円)
このツイートのように紛れ込んでいても気づくのは難しいです。
香港旅行で注意する点、対策法
今のところ被害にあった人の話を聞かないのでこんな故意にする人はいないと思いますが、観光客は狙われやすいので要注意です。
- お釣りをもらう時は必ずその場で確認をする
- 両替する際は500ドルをさけてもらう(いまは1000ドルはあまり流通していません)
- 500ドルや1000ドルを持っている際はホテルや安心できるところで細かいお金に換えてもらう
- 500香港ドルの紙幣を使用するときは、大きな買い物するときのみ
- 出来る限り500香港ドル以上の紙幣を使わない
まとめ
在住者ですら一瞬分からないほどよく似ているお札なので旅行者だけでなく在住者も気をつけましょう。どうして中国銀行はこんな紛らわしい紙幣にしたんでしょうか。不思議です。
マカオドルがあるかの確認だけではなく(故意ではなく)お釣りを間違えられることもあるのでお釣りをもらったらその場できちんと確認をしましょう!
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