2019年6月にビル建て替えのため、2019年2月末で閉店だと話題になっていた「蓮香楼」ですが、現在も同じ場所で継続して営業しています。
2018年頃から閉店になるのではないかと騒がれてようやく閉店日時が決まったその1週間後に営業続行となった「蓮香楼」。「蓮香楼」ファンのみならず香港在住者からも喜びの声があがりましたが、同時にこの直近のごたごた騒動は何だったのかとニュースでも報道されています。
このページでは、
- 「蓮香楼」の閉店騒動の経緯
- なぜ継続することになった理由
- 3月以降のお店の名前について
- ビルの建て替えは?なし?延期?
- 値上がりはするの?
- 夜の営業はなくなる?
など気になるところをまとめてみました。是非参考にしてください。
蓮香楼とは
1889年、中国広州市でパン屋兼お菓子屋さんとして「連香楼」がオープン。のちに広東スタイルの月餅の原型となった蓮の餡を使ったお菓子が有名となりました。1908年に広州の茶楼大王である譚新義氏に買収され、1910年「蓮香大茶楼」と改名しました。
買収され資本力が増し、広州で10店舗まで展開する繁盛店となり、1918年に香港に進出。セントラルと旺角の2店舗を構えるほどになった。旺角店はその後閉店しましたが、セントラルのお店は1980年から現在のお店現在のすぐそばにお店を構え、1996年に現在の場所に引っ越し。23年間も同じ場所で営業し多くの地元の人に愛されているお店です。
蓮香楼閉店騒動の経緯のまとめ
「蓮香楼」はここ3年ほど”閉店”・”移転”・”立ち退き”などのワードで何度もニュースになっています。それほど、地元の人にとっても旅行者にとっても愛されているお店です。
今回の騒動の経緯を下記にまとめてみました。
- 2016年1月:ビルのオーナー変更
- 2017年9月:ビルのオーナーが他の部屋のオーナーから物件を買い上げ、「蓮香楼」はなくなるのではないかと噂される
- 2018年1月:オーナーがビルの建て替え工事を政府に申請。「蓮香楼」は2019年6月までの契約と判明。
- 2019年2月3日:6月の契約解除の前に突如「蓮香楼」は2月末閉店と発表
- 2019年2月22日:「蓮香楼」営業継続を発表
以前”閉店”について書いています。
https://www.bigomagazine.com/hk-linheungteahouse/
蓮香楼が”閉店”から”営業続行”に変わった理由は?
香港の新聞(星島日報)によると、オーナー側は新しくビルを建て替えても収益が見込めない可能性があると判断し、継続して「蓮香楼」と契約結んだとのこと。
ただ、昨年から決まっていた建て替え工事を急にオーナーの意向の変更でとりあえずなし!というのはなんとも不思議なお話ですよね。ビルの退去期限はまだ先なのに、今月初めに突然2月末で閉店を発表したのは、何かお店側とビルのオーナー間でもめたのではないかな?と勘繰ってしまいます。
お店の名前が「蓮香楼」から「蓮香茶室」へ変更された
2019年3月からは「蓮香楼」から「蓮香茶室」へ店名が変更となりました。観光名物の1つだったお店の看板は”蓮香”はそのままです。
結局建て替えはどうなるの?
ビルの建て替えは一旦保留となりましたが、オーナーからは3年契約だそうです。そのため、3年後はまた同じような騒動が起きる可能性がありますね。
飲茶は値上がりする?
記事の中では言及していませんでしたが、3月以降は多少の値上がりもあるのではと私は予想しています。
今回の報道内容にビルのレンタル費が月40万香港ドル(約564万円)と記載あり、これがどれくらい値上がりしたのかは不明ですが、1つ20ドル(300円)~の飲茶レストランで利益がどれくらいあるのか余計な心配をしてしまいます。
夜の営業はしない?
当初は夜は営業しないということでしたが、22時まで営業しています。夜飲茶可能です!
香港「蓮香楼」閉店・継続騒動まとめ
2月末までに香港に行けなくて残念な思いされていたかた、安心して下さい。歴史ある老舗のレストランがあと3年はあるので香港旅行に来られたらぜひ「蓮香茶室」を訪問してくださいね。
ワゴン式の飲茶は蓮香楼以外にもいくつかあります。
https://www.bigomagazine.com/hk-yamchacart/
一人飲茶は香港では普通の光景です。
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